この記事は、2025年4月11日の日経新聞の記事を基に作成しました。
JR旅客6社は10日、**2025年ゴールデンウィーク期間(4月25日~5月6日)**における指定席の予約状況を発表しました。
最新の集計(4月9日時点)によると、新幹線および在来線の指定席予約総数は約4,460万席で、前年とほぼ同水準。新型コロナ前の2018年比で約8%増となっており、2年連続でコロナ前の水準を上回る結果となりました。
人が動き出している実感――数値にも表れる
各社の予約状況は以下の通りです(出典:各社発表、4月9日時点):
会社 | 予約席数 | 前年比 |
---|---|---|
JR北海道 | 76,801席 | +8% |
JR東日本 | 106万席 | +1% |
JR東海 | 139万席 | −1% |
JR西日本 | 87万席 | −2% |
JR四国 | 38,905席 | +0.3% |
JR九州 | 17万6000席 | −1% |
予約のピーク日は以下の通りです:
- 下り:5月3日(金)
- 上り:5月6日(月)
特に北陸新幹線は延伸効果により前年比4%増と好調。一方で、東海道・山陽新幹線では1〜2%の微減が見られるなど、地域によって差があるものの、全体としては堅調な回復傾向が続いています。
万博効果は「局所的」だが、人の流れは着実に
4月13日に開幕する大阪・関西万博に関して、JR西日本は「現時点での予約状況には大きな影響は見られない」とコメント。いわゆる“万博効果”による急激な伸びは限定的ながらも、人流全体としては確実に回復基調にあります。
また、「のぞみ」全席指定化などの新たな制度も、利用者への浸透が進みつつあり、混雑緩和や快適性向上といった成果も今後期待されます。
Bay3の視点|「人が動く」=経済が動き出す兆し
交通需要の回復は、単なる移動だけでなく、観光・飲食・地域経済全体の活性化につながる重要なシグナルです。
特に中小企業にとっては:
- 販路開拓(地域イベント・展示会など)
- 人材採用(Uターン・Iターン人材との接点)
- ブランディング機会(地域連携プロジェクト)
といった形で、この“需要回復の波”をビジネスに活かす戦略が求められます。
Bay3では、こうした「変化の兆し」を“戦略化”するお手伝いをしています:
- 評価制度 × 役割設計の連動支援
- 戦略と組織構造を“つなぐ”マネジメント支援
- ミドルマネジメントの強化支援
まとめ|“人が動く時、チャンスも動く”
- GW予約は2年連続で「コロナ前超え」
- 万博効果よりも、“全体的な回復基調”が本質的な要因
- いま動き出す企業こそ、次の成長ステージに踏み出せる
企業としても、「需要回復」を待つのではなく、先んじて波を捉え、活かす力=経営力が問われています。
Bay3はその一歩を、共にデザインします。
私たちのビジョン
人が辞めない組織ではなく、
「人が活躍する組織」へ。
Bay3は、制度を整えるだけではなく、
“現場が動き出す構造”を設計するプロフェッショナルとして、
経営者・リーダーと伴走します。