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「その役職、実は誰も責任を取らない?」名ばかりポストが生む組織の闇とは

この記事は、2025年4月14日の日経新聞の記事を基に作成しました。

2025年4月、日本経済新聞に掲載された論説「不祥事を生む組織の病理」が注目を集めました。
この中で、郵政グループやフジ・メディア・ホールディングスなどで繰り返される不祥事の背景として、組織の「構造上の問題」が取り上げられています。

特に印象的だったのは、「肩書きだけの役職」や「実際に誰が判断しているかがわからない体制」が、問題の温床になっているという指摘です。


「人のせい」で終わらせてはいけない問題

たとえば郵政のケースでは、

  • 顧客情報の不正使用
  • 勤務記録の改ざん
  • 下請け業者への不当な請求

…などの問題が浮き彫りになりました。

一見すると“担当者の不正”に見えるかもしれませんが、根本には「組織のルールや責任の曖昧さ」があります。
つまり、個人の資質の前に、仕組みそのものが問題を生み出す構造になっていたということです。


「大企業だけの話」ではない

「うちは大企業じゃないから関係ない」と思うかもしれません。
でも実際には、中小企業でも以下のような課題はよく見られます:

  • 誰が最終的な判断を下すのか不明確
  • 部門ごとに情報や目的がバラバラ
  • 本来マネジメントすべき立場の人が、現場の仕事に追われている

これはどれも、「体制がうまく設計されていない」ことが原因です。


Bay3の取り組み:「実行できる形にする」

Bay3では、こうした組織の悩みに対して、次のようなアプローチをしています:

  1. 各ポジションが「何を判断し、どこまで責任を持つのか」を明確にする
  2. 権限と任せる範囲をはっきりさせて、仕事の線引きを整える
  3. 指標(KPI)と評価制度をつなげ、行動の質と再現性を高める

大事なのは、「ルールを作ること」ではなく、「ルールがきちんと守られている状態」をつくること。
つまり仕組みを“動かせる形”にすることが肝心です。


最後に問いかけたいこと

「その肩書き、実際に役割と責任がついていますか?」

ポジションはあっても、何も決められない・動かせないなら、それは“肩書きだけ”の存在。
そういった状態は、やがて大きなトラブルの種になります。

表面の形ではなく、中身と実態に目を向けること。
それこそが、いま求められている経営の視点ではないでしょうか。


「ウチの組織、ちょっと曖昧なままかも…」と思ったら、ぜひBay3までご相談ください。
現場の課題を、未来の強みに変える。その一歩を、一緒に踏み出しましょう。


「うちの組織、責任と権限がうまく機能していないかも…」と感じる方は、ぜひBay3にご相談ください。
他山の石を、わが社の“実行力”に変える。その一歩をご一緒に。

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出典:

  • 日本経済新聞「不祥事を生む組織の病理」(2025年4月/西條都夫 論説)