「うちではこれが当たり前」──その“当たり前”、本当に全員が分かっていますか?
ハウスルールとは、飲食店やホテル、接客業などの現場で「全スタッフが迷わず動けるようにするためのルール」です。接客マナーや言葉遣い、身だしなみの基準から、SNS投稿・休憩のタイミング・クレーム対応の仕方まで。マニュアルよりもリアルで、就業規則よりも現場密着な、“空気の言語化”とも言える存在です。
- ハウスルールは、現場スタッフの行動を統一し、サービスの質を安定させる
- スタッフの不安や迷いを取り除き、心理的安全性を高める
- 属人化・場当たり対応・トラブルの原因を減らせる
特に飲食業界や宿泊業界のように、現場判断が多く属人的になりやすい業種では、ハウスルールの有無が現場力を左右します。ルールがあることで「これは自分の判断でOKなのか」「誰に確認すべきか」といった迷いが減り、自律的に動ける組織になります。
逆に、ルールがないと…
- 新人がベテランの“空気”を読むしかなく、定着しづらい
- お客様対応が人によって変わり、トラブルが起きやすい
- クレーム対応や教育が感情論になりやすく、組織が疲弊する
本記事では、そんな“迷わない現場”をつくるために必要なハウスルールの基礎から、実際の作り方・運用・見直しの方法まで、実践的なステップで解説します。
飲食店・サービス業の店長や現場責任者はもちろん、組織マネジメントを改善したいすべての方へ、明日から使えるルール設計のヒントをお届けします。
ハウスルールとは?意味とマニュアルとの違いを解説
「ハウスルール=マニュアル」と思っていませんか?
実は似て非なるもの。ハウスルールとは、店舗や企業ごとに設けられた“現場での行動指針”であり、スタッフが迷わず動くための“判断の軸”です。ここではその意味と目的、そしてマニュアルとの明確な違いについて解説します。
ハウスルールの定義と目的
ハウスルールとは、英語の「House Rule=その場所特有のルール」という言葉が由来です。企業文化や現場の雰囲気、理念に基づいて設けられる“ローカルルール”で、法律や就業規則よりも現場に密着しています。
- スタッフ全員の判断基準を揃える
- 店舗・組織の価値観を伝える
- 「何が正解か」を共有し、迷いを減らす
目的はズバリ、「迷わない現場づくり」。指示待ちやミスの温床を防ぎ、スタッフが自律的に動ける土台を整えるための仕組みです。
マニュアルとの違いは「価値観の共有」
マニュアルは「こう動けばOK」という手順書。
一方でハウスルールは、「どんな気持ちで」「何を大切にして」動くかを示す、価値観ベースのルールです。
比較項目 | マニュアル | ハウスルール |
---|---|---|
目的 | 業務の効率化 | 組織の価値観浸透 |
内容 | 業務の手順やフロー | 判断基準や行動指針 |
対象 | 業務 | 人(スタッフ) |
変更頻度 | 固定されやすい | 現場状況で柔軟に変化 |
マニュアルだけだと「想定外のケース」に対応しきれません。そんなとき、ハウスルールがあると「うちのやり方はこう」と判断できるようになります。
スタッフの“判断力”を支えるしくみとしての役割
飲食店やサービス業では、毎日の現場で小さな判断が連続します。お客様への声かけひとつ、電話の受け方ひとつで印象が変わることも珍しくありません。
そんな日常の「ちょっとした判断」にブレが出ないようにするのが、ハウスルールの真価です。
- 忙しい現場でも即決できる
- 「誰がやっても同じ品質」に近づける
- 新人教育もスムーズにできる
つまり、ハウスルールは「現場スタッフの頭の中にあるコンパス」。
自律性とチーム力を両立させる、組織の土台なのです。
なぜハウスルールが現場に必要なのか?【3つのメリットとデメリット】

「うちの店舗、なんか空気バラバラだな…」と感じたら、それはハウスルールが整っていないサインかもしれません。
明文化されたルールがないと、スタッフの判断や行動にバラつきが出て、結果としてお客様対応にもムラが生まれます。
ここでは、現場にハウスルールがあることで得られるメリットと、逆になかった場合に起こりがちなデメリットを紹介します。
メリット①|トラブルやクレーム対応の“判断軸”になる
飲食店やサービス業の現場では、「この場合、どうする?」という場面が毎日あります。
そんなとき、スタッフ全員に共通する“判断軸”があると、対応の質が安定します。
- 急なトラブルにも落ち着いて対応できる
- 「この対応で合ってる?」と悩まずに済む
- スタッフごとの対応差が少なくなる
クレーム対応の質=店舗の信頼度です。現場で迷わない判断軸が、ブランドの価値を守ります。
メリット②|接客・服装・清掃などの基準が明確になる
ハウスルールを設けることで、「うちの店らしさ」がスタッフに浸透します。
たとえば接客ひとつ取っても、「笑顔での挨拶」「語尾のトーン」「名前で呼ぶかどうか」など、細かい部分に統一感が出ます。
- 接客マナーや服装にブレがなくなる
- 清掃基準や衛生管理が徹底される
- ゲストにとって安心・快適な環境になる
結果として、ゲスト満足度が上がり、リピート率にもつながります。
メリット③|スタッフ教育がラクになり、定着率が上がる
新人スタッフが最初に戸惑うのは、「店の空気やルールが見えない」こと。
マニュアルには書かれていない“店の常識”を、ハウスルールとして明文化するだけで、教育の効率がグッと上がります。
- 現場ごとの属人的な指導が減る
- 「誰に聞けばいい?」の不安が減る
- 新人が早く馴染めて、離職を防げる
スタッフ定着率の向上は、人手不足時代の大きな武器。教育工数の削減にもつながります。
ハウスルールがないと起きがちな現場トラブルとは?
逆に、ハウスルールがないと、店舗運営は“カオス”になりがちです。
- 接客や清掃レベルが人によってバラバラ
- クレーム時に対応が遅れたり、誤った判断をする
- 新人が育たず、辞めていく
たとえば「お客様への声かけは積極的に」と口頭で伝えていても、誰もが同じ基準で実行できるとは限りません。
そんな現場にこそ、“明文化されたルール”という共通言語が必要です。
属人化によるトラブルを根本的に解決するヒントは、こちらの記事で詳しく解説しています。
飲食店・サービス業での活用例と運用方法

現場で迷わず動ける組織をつくるには、「何をどうするか」だけでなく、「なぜそうするのか」までを伝えるルールが不可欠。ここでは、飲食店をはじめとしたサービス業でのハウスルールの具体例とその展開方法を紹介します。
飲食店におけるハウスルールの具体例
飲食店では「判断に迷う瞬間」が日常茶飯事。そんな時、スタッフの行動を支える“価値観ベースのルール”があるだけで、現場の一体感は段違いになります。
接客・衛生・身だしなみ・キッチン業務などの分類別例
▼接客に関するハウスルール例
- お客様よりも先に謝罪よりも感謝の言葉を伝える
- 注文を取るときは必ず「目を見て」対応する
- 満席時でも「断らずに代案を考える」姿勢を持つ
▼衛生に関するハウスルール例
- “清潔に見える”だけでなく、“誰が見ても清潔”を徹底する
- 忙しさを理由に衛生手順を省略しない
- 「気づいた人が対応する」を全員の共通認識にする
▼身だしなみに関するハウスルール例
- 第一印象は「店の印象」。出勤時から身だしなみに気を配る
- アクセサリーや香水は「自分らしさ」より「お客様らしさ」を優先する
▼キッチン業務に関するハウスルール例
- 料理は“早く提供”より“美味しく出す”を最優先
- 無言の作業中でも、周囲との連携は“目線と気配り”で取る
- 廃棄判断に迷ったら「自分が食べたいか?」で決める
ホテル・小売・民泊でのハウスルール活用パターン
接客の正解が一つではない業種ほど、「どう判断するか」を明文化する意義は大きくなります。
ゲスト対応・外国人対応・トラブル予防への応用
- お客様との会話では「対応より先に傾聴」
- クレームは“処理”ではなく“信頼回復のチャンス”と捉える
- 夜勤でも“笑顔の質”は日中と同じ基準で
- 迷っているお客様には「商品説明」より「目的のヒアリング」から
- お子さま連れのお客様には“安心して買える導線づくり”を意識する
- 言語が通じなくても“親しみ”は表情で伝える
- 外国人ゲストには“説明省略”せず“文化の違い”まで気づきを与える
- チェックアウト後の不備報告は“指摘”より“次の改善”を重視する
ハウスルールについてさらに詳しく知りたい方は、
別途資料を取り寄せることもできます。ご活用ください。
“多店舗運営”におけるルールの統一と展開方法
店舗ごとのバラつきをなくし、ブランド価値を守るには「店舗を超えた共通ルール」が必要です。
エリアマネージャー/SV視点の課題解決
▼統一ルールを全店舗に根付かせるポイント
- 「ルールを守らせる」ではなく「ルールの意味を伝える」ことに注力する
- “現場で起きた判断のズレ”を毎月共有し、全体ルールに昇華する
- 店舗ごとの“独自ルール”も尊重し、現場の声を吸い上げる設計に
▼SV・エリアマネージャーがやるべきこと
- 「なぜその行動が良いのか?」を各店にストーリーで伝える
- 指導ではなく、現場スタッフとの“対話”を通じて納得をつくる
- ルールの更新・改善を「業務報告」ではなく「文化の進化」として扱う
ルールがあることでより良い経営、より良い組織づくりに繋がります。
是非こちらの記事もご一読ください。
ハウスルールの作り方|作成ステップと注意点
「うちの現場に合ったルールが欲しいけど、どう作ればいいか分からない…」
そんな店舗経営者・店長に向けて、ここではハウスルールの作り方と定着のコツを具体的に解説します。単なるテンプレではなく、スタッフの行動につながる“現場密着型のルール設計”がポイントです。
作成前に明確にすべき「価値観」と「行動」
ハウスルールを作るとき、最初にすべきことは「どんな組織にしたいのか?」という価値観を言語化することです。ここが曖昧だと、ただの禁止事項リストになってしまい、スタッフにとっては“押し付け”と感じられてしまいます。
企業理念や店の想いを起点にルール設計する
たとえば、「お客様の“ありがとう”を第一に」という理念があるなら──
- クレーム対応は“謝罪より先に傾聴”
- 全スタッフが1日1回「ありがとう」を引き出す行動を意識する
…といったように、“行動に変換された価値観”としてルールを作ることが重要です。理念やビジョンをルールに落とし込むことで、スタッフ全員の判断軸がブレなくなります。
現場で定着するハウスルールの作成手順
ルールは“書けば終わり”ではなく、“浸透して初めて機能する”もの。作成時点から定着まで見据えたプロセスが欠かせません。
スタッフの声を取り入れる/トラブルから逆算する
- まずは「現場で困ったこと」「判断に迷った瞬間」をスタッフからヒアリング
- 過去のトラブル事例を洗い出し、「どう判断してほしかったか?」を言語化
- リーダー層と一緒に「この店らしい行動とは何か?」を議論する
- ルール策定後は、朝礼やミーティングで“意味ごと”伝えて周知する
こうしたプロセスを経ることで、トップダウンでなく“共創”型のハウスルールが完成します。
多言語・多国籍スタッフに配慮したルール設計の工夫
外国籍スタッフがいる店舗では、「翻訳」だけでなく“文化の違い”への配慮も必要です。
- 「声を出して挨拶」は国によってハードルが異なる
- “遅刻=重大”という感覚も国によって差がある
こうしたギャップを埋めるため、ルールの背景や理由も含めて共有することが重要です。英語やベトナム語などへの多言語対応マニュアルもあわせて整備しましょう。
テンプレではなく“現場に合った言葉”を使う理由
ネットで拾ったテンプレートをそのまま使っても、現場にフィットしなければ意味がありません。
たとえば、「清潔感を保つ」では伝わりにくくても、「髪の毛が額にかかる場合はピンで止める」といった具体的な表現にすると行動に直結します。
「誰が読んでも同じ行動ができる」言葉選びが、ハウスルール作成の最大のポイントです。
組織をより強固なものにするためには、組織図も合わせて見直すことで役割の明確化にも繋がります。
運用・教育・見直しで“形骸化”を防ぐコツ
どれだけ良いハウスルールを作っても、伝え方・育て方・見直し方が甘いと形骸化します。
ここでは、ルールを「作って終わり」にしないための運用・教育・アップデートの実践方法を紹介します。
ハウスルール共有のベストタイミングと方法
ハウスルールの共有は、「配布」や「読み合わせ」だけでは不十分です。現場の“行動”とセットで伝えることが定着のカギです。
朝礼・面談・OJTなど、行動とセットで伝える
以下のような場面で、ルールを“実体験と紐づけて”伝えましょう。
- 朝礼:1日1項目だけ取り上げ、意味と行動例を共有する
- OJT:接客や清掃のタイミングで、都度ルールの背景を補足
- 面談:振り返りの中で「なぜ守れていないか?」を一緒に整理
- チェックリスト連動:実務評価とセットにすることで“形式化”しない
スタッフの頭ではなく、“行動と体感”に落とし込むことが大切です。
スタッフが自然に守るようになる「共感」の仕組み
「なぜこのルールが必要なのか?」が腹落ちしていないと、スタッフは納得せず形だけ守る状態になります。
だからこそ、共感を引き出す工夫が運用の成功を左右します。
具体策としては:
- ストーリーで伝える:「以前こういうトラブルが起きて…」という実例を話す
- スタッフと一緒にルールを再定義する:定例会議などで改善意見を募る
- 小さな成功体験をシェアする:「このルールでクレーム回避できた!」など
こうした取り組みを通じて、“やらされ感”を減らし、自発的な行動に変えることが可能です。
定期的な見直しで、店舗の成長に合わせてアップデート
どんなルールも、時間の経過とともに現場とのズレが生まれます。それを防ぐには、定期的な見直しが不可欠です。
おすすめのサイクルは:
- 月1回のミーティングで改善点を洗い出す
- 半期ごとのルール総点検を実施する
- 新メニュー導入・人員構成変更などのタイミングで見直す
また、ルールをアップデートしたら「何がどう変わったか?」を明確に伝えることで、スタッフの混乱を防げます。運用負荷を軽減したい場合は、“ハウスルール変更履歴”の共有も効果的です。
職場の信頼関係とハウスルールの意外な関係

「ハウスルール」と聞くと、堅苦しく感じるかもしれません。
しかし実際は、人間関係や職場環境を良くする“空気清浄機”のような存在です。
ここでは、信頼とチームワークを支えるルールの効用について解説します。
ルールがある職場は“言いづらさ”が減る
ハウスルールの最大の価値は、曖昧な職場の「こうあるべき」を明文化できること。
これにより、スタッフ同士が「これは注意していいのかな…」と悩まずに済みます。
たとえば、
- 「無断遅刻はLINEで即連絡」
- 「髪色・服装は●●の範囲内でOK」
- 「お客様対応中の私語は控える」
など、誰が誰に言っても角が立たない“共通認識”ができるのが大きなメリット。
ルールがクッションとなり、指摘や注意が“個人攻撃”にならずに済む環境が生まれます。
新人でも安心して働ける心理的安全性をつくる
職場にルールがないと、新人スタッフは「何がOKで、何がNGか」が分からず不安になります。
逆に、ルールがあると「こうしておけば大丈夫」と分かり、心理的安全性が大きく高まります。
たとえば:
- 接客中の対応NG例や、代替行動の提示
- 休憩の入り方や、お店の中での移動ルール
- 誰に・どのタイミングで相談すればいいかの指針
こうした“地図”があるだけで、新人も早くなじみ、自信を持って行動できるようになります。
結果として、定着率アップや離職防止にもつながります。
スタッフ間の連携力・モチベーション向上にも効果大
ハウスルールは、単なる禁止事項ではなく「チームの価値観の共有」でもあります。
だからこそ、全員が同じ基準を持つことで、連携や信頼が深まりやすくなります。
さらに:
- 「みんなで守るべきこと」が明確なので、チームワークが良くなる
- 頑張っている人が損をしない仕組みになり、公平感がある
- ルールがあるからこそ「自主的に工夫する余白」も生まれる
結果として、スタッフのモチベーションや貢献意識も高まりやすくなります。
信頼関係やチーム力を高めたい店舗ほど、ハウスルールの整備が欠かせません。
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まとめ|ハウスルールは“迷わない現場”をつくる第一歩
「なんとなく決まっている」「前の人のやり方を踏襲している」――そんな“暗黙の了解”が多い職場では、スタッフごとの対応にばらつきが出たり、指導のたびに不満や誤解が生まれたりします。
ハウスルールは、迷わず動ける現場、安心して働ける職場をつくるための“第一歩”です。
スタッフ全員が同じルールを共有できれば、
- 新人教育の質が安定する
- リーダー層の指導負担が減る
- 言いづらいことも「ルールだから」で伝えやすくなる
- 店舗の文化や価値観が明確になる
…といったメリットが多数。
しかし、「作って終わり」では意味がなく、現場で実際に定着し、使われることが重要です。
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