新年度に起こる“ズレ”の正体と、最初にすべき対処とは?
新年度は、リーダー育成 組織マネジメントの重要性が試されるタイミングです。「説明したつもりなのに伝わっていない」「同じ言葉を使ってるのに、話が通じない」──そんな“ズレ”を感じたことはありませんか?
【プロローグ】
「あれ?ちゃんと説明したはずなのに伝わってない」
「同じ言葉を使ってるのに、話が通じない」
こうした“ズレ”を、新年度のチームで感じたことはありませんか?
実はその違和感、「構造」が整っていないことが原因かもしれません。
新年度は「組織の勘違い」が増える季節です
4月は、配属異動・新任マネージャーの登場・新卒社員の加入など、組織が再構築されるタイミングです。
そのため、良くも悪くも「勘違い」が生まれやすい時期でもあります。
たとえば、こんな声が聞こえてきます。
- 「この仕事、あの人がやってくれてると思ってた」
- 「この言い方、うちの常識だと思ってた」
- 「聞いてない、教えてない、伝わってない」
このような**「ズレ」こそが、行動を鈍らせる最大の原因**になっているのです。
原因は、「認識の前提」がバラバラだから
では、なぜそんなズレが起こるのでしょうか?
その理由は、“言葉”そのものよりも、言葉の前にある「共通の土台」が揃っていないからです。
たとえば、次のような表面的なトラブルには、それぞれ構造的な背景があります。
表面的なズレ | 本当の原因 |
---|---|
指示が伝わらない | 役割が曖昧で誰に指示してるか不明確 |
意図が通じない | “目的”が共有されていない |
会話が噛み合わない | 共通言語や評価軸がない |
つまり、「ズレ」は“会話のテクニック不足”ではなく、“前提の不一致”から生まれているのです。
最初に整えるべきは「共通認識の土台」
では、どうすればこのズレを解消できるのでしょうか?
まずはチームの共通認識の土台を整えることが重要です。
以下のような「見える化」が効果的です。
- ✔ 組織図に役割を書き加える
- ✔ チーム全体で「目的・ゴール」を確認する
- ✔ 「うちではこう判断する」という“前提”を明文化する
これらを行うだけで、言葉のズレはぐっと減ります。
逆に言えば、「言い方」や「伝え方」以前に、こうした“構造の前提”が欠けていると、どれだけ言葉を尽くしても噛み合わないのです。
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「この違和感は、いったいどこから来ているのか?」
「どこを直せば、チームの動きがスムーズになるのか?」
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まとめ|「伝え方」の前に、「土台」をそろえる
- 新年度の違和感は、“ズレたままの構造”が原因かもしれません
- 解決のヒントは、「誰が何をするか」「なぜそれをやるか」の再確認
- 最初のひと手間が、1年間の“認識ロス”を防ぎます